慢性的な人手不足に加え、離職率が高いと言われている介護業界の離職率を下げるには、離職となってしまった理由を知り、対策をとる事が解決への道になるだろう。
介護職が離職する原因で多いものは何か。それは職場の人間関係の不満や結婚、出産など、ライフスタイルの変化、会社の理念や運営方針に合わない、そして将来どうなるかが見えにくいというのが離職の原因と言われている。
離職を減らすためには、いろんな角度から業務改善を行っていく必要がある。改善のポイントを知り、それを継続していく事が離職を減らす対策と言える。
その対策は4つある。1つ目は教育環境を充実させる事。研修や勉強会を定期的に開催し、介護士のスキルアップや資格の習得をサポートする事だ。資格を習得すれば給料のアップにつながり、将来への不安も消え、仕事に対するモチベーションアップになる。
2つ目は労働環境の改善。残業を減らし、休日はしっかり取る事がポイントになる。これにより職員の肉体的、精神的健康と仕事に対するモチベーションが上がり、離職率は低下するだろう。
3つ目は職員を正当に評価するシステムを作る事だ。自分は正当に評価されていないという理由で離職する人は少なからずいる。そのため、職員が公平に評価されていると感じるシステムを構築する事が必要なのだ。
そして4つ目はコミュニケーションの円滑化だ。離職理由が人間関係のストレスという人はとても多い。介護は職員同士の連携が必要になり、コミュニケーションをとる事は必須だ。これを円滑化することで誤解や行き違いが減り、雰囲気が良い居心地の良い職場となる。